一回の人生で嬉し泣きをすることは何度あるでしょうか？
思い出す限り、僕の人生では高校3年生の学園祭で自分のクラスが優勝した瞬間くらいしか思い当たりません。
嬉し泣きというものはそれくらい中々お目にかかれるものではありません。
少なくとも僕の人生では、という話なので、もっと何度も経験のある方もいると思います。
でも、数十年生きていても数えるくらいしかない方がほとんどではないでしょうか？
今回は、僕が人生で２回目の嬉し泣きを経験した時の話になります。
自慢話をしたいわけではありません。
この経験を語るに当たって、Aさんという一人の男性が登場します。
Aさんはサラリーマンとして働いて2人の家族を養っている方ですが、人生において誰もが避けて通ることができない仕事やお金、健康について不安を抱えながら生きていました。
そんなAさんが僕のビジネススクールで成果を出した経験は、同じように日々不安を抱えながら生きている方のある意味希望のようなものになるのではないかと考え、記事を書いてみることにしました。
なぜAさんが、ビジネスにチャレンジするに至ったのか？
ビジネスを一度もやったことのなかったAさんがどうやって1ヶ月の給料を上回る43万円という成果をあげるに至ったのか？
そんな話をしていこうと思います。
Aさんはなぜ高額スクールに入ったのか？
タイトルにもある高額スクールとは、インターネットを活用したビジネスや自分の事業などを通じて毎日安定継続した収入を獲得することを目的として、僕と数名の事務局スタッフさんで運営しているビジネススクールのことです。
Aさんはこの日から半年程前に僕が運営する高額スクールに入ってきた生徒さんで、家具職人の仕事をされてるサラリーマンでした。
奥さんと小さな娘さんを家族に持つ一家の大黒柱ですが、半強制的な残業の毎日に娘さんの成長を見守る時間が中々取れないことに悩んでおり、収入面でも家族3人が安心して暮らしていけるだけの満足な給料は得られずに、75歳まで続くローンの返済や老後のことを非常に心配されている方でした。
娘さんとの貴重な時間と引き換えに残業をするしんどい毎日や、お金の不安が付き纏う状況からなんとか抜け出したいという思いで始めた株式投資では、500万円もの大金を失った経験もありました。
正直その時は絶望したそうです。
貯金の大半を失ったことでさらに不安は増大し、お子さんの教育費や家のローンなどのことを考えると憂鬱な気持ちになっていました。
毎日必死に汗水垂らして一生懸命働いても会社からの給料は変わらず、その不安を和らげるためにはAさんが人生で最も大事なものだとしている小さい娘さんとの時間と引き換えに残業をし、わずかなお金を稼ぐことが精一杯だったんです。
「そんな状況をなんとか抜け出して、娘さんとの時間を取り戻し、後から後悔することのない人生を送りたい」
というのがAさんがスクールの門を叩いてきた理由でした。
優しい雰囲気を持ち、すごく家族のことを大事に思ってる方だなーというのが、僕がAさんと初めてzoom通話をした時の印象です。
それと同時に、Aさんの口から「不安」というワードがたくさん出てきたので、このチャレンジに対しても大きな不安を抱えていることが伝わってきました。
スクールでは、Aさんのように時間を使ってお金を稼ぐのではなく、自動販売機や不動産の家賃収入のように自分の時間を使わずとも毎月安定継続した収入が入ってくる状況を作るお手伝いをしていますが、そのために必要な人間とは？経済とは？ビジネスとは？といった、本質的な知恵も勉強してもらっています。
Aさんは残業の毎日で疲弊している中でも、通勤時間や帰宅した後の時間をぬって映像コンテンツやメールを通して学ぶことを怠らず、定期的に開催していたセミナーにも必ず参加するような努力家でした。
日々の個人チャットでは、細かいところなどもすぐに質問してくる前向きな姿勢を貫き、平日の朝6時頃には必ず僕の元に進捗報告のチャットが入っていました。
きっと、朝のちょっとの時間も無駄にしまいと、忙しい中早起きをして作業を進めていたんでしょう。
そんな日々の前向きな姿勢から、Aさんの不安は徐々に払拭され、コンテンツを出すペースもどんどん早くなっていきました。
待ち詫びた感動の瞬間
ただ、Aさんは家具職人一筋で生きてきた生粋のビジネス素人でした。
自分でビジネスをやったことがないので、右も左もわからない状態で、最初のYouTubeに挙げた動画なんかでは、プレゼンの資料を作るところから躓き、コミュニケーションが苦手だということもあって中々うまく話すことができませんでした。
最初の数ヶ月は中々成果をあげることができずに、精神的にもかなり追い込まれていたと思います。
そんなAさんと日々やり取りをしていく中で、僕の心も動かされ、
「なんとか結果を出して欲しい」
という思いが強くなっていきました。
スクールでのサポート期間は3ヶ月と決めていたんですが、事務局さんとも相談して、その期間を取っ払いました。
「結果出るまでサポートします！なんとか一緒に頑張りましょう！」
そう伝えてから、Aさんの取り組みへの意識はさらに高まったように思います。
動画や記事のクオリティもどんどん上がり、いつの間にか人の心を動かすコンテンツを量産できるまでになっていました。
「もういつ成果が出てもおかしくないだろう」
そう思ってから約半月後に、事務局さんからの連絡が入りました。
「Aさんが49万円の報酬を達成致しました！」
事務局さんから送られてきた1通のチャットに、思わず朝から歓喜の悲鳴をあげてしまいました。
すぐにAさんとのチャット画面を開き、
「Aさん、おめでとうございます！！今日時間があれば通話しましょう！」
と送り、その日のうちに通話する段取りを整えました。
通話をして、まずお祝いの言葉を送りました。
Aさんは、
「自分でも信じられないです！本当にありがとうございます！！」
と感謝の気持ちを伝えてくださいました。
もうこの時点でAさんが涙ぐんでいるのがわかりました。
それは、半年以上毎日のように勉強し、やったことのないビジネスに勇気を出してチャレンジし、そこからずっとひたむきに頑張り続けてきたのですから、その喜びはひとしおだったでしょう。
「給料をもらう時の何倍も嬉しいです！！！」
Aさんがここまでに至る過程を知っている僕は、このAさんが涙ながらにしたこの言葉に涙腺が一気に崩壊しました。
ビジネス未経験者のAさんがなぜ半年も経たずに43万円の成果を出せたのか？
Aさんはこの月単体で49万円の成果をあげました。
49万円というお金がAさんの銀行口座に振り込まれているのを確認した時は、実感も湧いて嬉しかったはずです。
このお金は間違いなく、少し前まではビジネス未経験だったAさんが、お客さんに喜んでもらい、不満や悩みを解決して、価値を感じてもらうことで自ら稼いだお金です。
インターネットでは、そんな価値の提供を仕組み化できてしまうので、今後も半永久的にAさんの銀行口座には、少なくとも毎月数十万円のお金が労働をせずとも振り込まれていくでしょう。
そして、お金はもちろんですが、不安や恐怖を乗り越えて未体験のことにチャレンジし、日々試行錯誤を繰り返していった経験こそが、何よりもAさんの一生モノの資産になっているのではないかと思っています。
それによってAさんが人生の中で最も大事にしている娘さんとの時間が増えたり、お金のことで不安になったり、イライラしたり、余裕がなくなる状況がなくっていけば、それはAさんにとってはすごく豊かな人生になるはずです。
Aさんがそんな日々を送れるようになったら、スクールを立ち上げた僕にとってもこれ以上の喜びはありません。
通話の時にAさんに質問をしました。
「成果が上がった一番の要因ってなんだと思いますか？」
と。
そうすると、Aさんは、
「自分のことを知ってもらえなければ誰にも話すら聞いてもらえないということを知ることだと思いました。」
と答えてくれました。
なるほど、と。
この時のAさんは、僕が初めて通話した時とは顔つきも声の出し方もまるっきり変わり、自身に満ち溢れていました。
人はたった半年でも変われる。
そんなことを僕はAさんから教わったように思います。
コメントを残す