居酒屋のバイトで後から入ってきたタメの女の子に秒で負けたら地獄だった話

僕が居酒屋でバイトを始めて半年程経った頃、それは突然、嵐のように訪れた。

ぽわぁ〜んとした感じの女の子だった。

喋り方もおっとりしていて、なんか笑い方も変わってる。

「おー新しく女の子が入ってくるのか」

多少の先輩感を醸し出しながらも、その日は対面しただけで終わった。

この超賑やかで活気ある居酒屋には似合わない新人の女の子が、まさか僕に大きな心的ダメージを与える大敵となろうとは、この時の僕は知る由もなかった。

絶望の始まり

新人の女の子と初めてシフトが重なった時、実際に喋ってみても最初の印象と変わらず、やっぱりおっとりしててなんか少しだけ変わっていた。

「あんま店に合ってない雰囲気だし大丈夫かなー」

だが、そんな僕の心配をあっさり裏切るように、彼女はお客さんが入り始めた途端にその頭角を表した。

僕より声が大きく、愛嬌があり、メニューや業務を覚えるスピードが圧倒的に早かった。

すぐにお客さんとも仲良くなり、帰り際にはもう友達みたくなっていた。

それに比べて半年先輩だった僕は、メニューも覚えきれておらず、テンションが上がってる時は声も出せていたが、基本的にはいつも店長に「もっと元気を出せ」と注意されるくらいだったし、仕事の覚えも悪く、仲良くなれたお客さんなんて一人もできていなかった。

僕はあっさりと新人の彼女に抜かされたのだ。

彼女が入ってきて3ヶ月も経った時には、もう僕が彼女に勝るものが何一つなくなっていた。

彼女の前で自分が先輩に怒られている時が一番惨めだった。

1ミリでも先輩面をした自分が情けなくて仕方なかった。

でも、もっと頑張って彼女よりできるようになろうとは思わず、「この子がすごい仕事ができるだけだ」と自分の価値を下げないように言い訳を作るので必死だった。

でもそれに追い討ちをかけるように、半年を過ぎた頃に彼女の時給だけが上がった。

僕は完全にノックアウトした。

仕事のスピード 僕<新人の彼女
接客      僕<新人の彼女
ミスの少なさ  僕<新人の彼女
時給      僕<新人の彼女
会社の評価   僕<新人の彼女

全てにおいて負けた。

この事実に僕はただただ絶望することしかできなかった。

一生懸命働くことからの逃避

そこからの僕はまるでゲームに破れた5歳児のようにひねくれていたと思う。

「一生懸命やっても敵わないのがかっこ悪い」という超中二病状態モードに突入して、仕事へのモチベーションは低下し続けた。

常に彼女の行動が気になり、彼女がミスをして先輩に怒られている姿を見たときはホッとした気持ちにすらなった。

僕は一生懸命働くことから逃げ続けた。

もちろん、一生懸命働いてる彼女と僕との差はさらに広がっていった。

最初の頃は彼女が僕に質問をしてくる立場だったのに、いつの間にか僕が彼女に質問するようになっていた。

偉そうに接客の仕方などを教えていたことが恥ずかしく思えたし、最初の頃は友達なんかを店に呼んでいたが、それもしなくなっていた。

「もし、これで年下の新人が入ってきてまた追い抜かれたら、おれはもっと惨めな気持ちを味わう羽目になるんじゃないか…」

そんな疑念が浮かび始めた。

バイトを始めてちょうど1年が経った頃、僕は連絡もせずに逃げるように居酒屋を飛んだ。

人と比べるのって辛いよね

僕は新人の彼女に負けた事実を受け入れることができなかった。

事実から目を背け、言い訳を繰り返し、一生懸命働くことから逃げた。

こんなダサい男がいるだろうか。

この時の自分にアドバイスを送ることがあるとすれば、

「そんなに人と比べる必要ないんじゃない?」

ってことだ。

確かに全てにおいて負けていたことは事実だし、同い年の女の子だということでプライドみたいなものも出てきたわけだ。

でも、負けたから何がある。

働いてた目的は、自分が成長することだったり、生活費を稼ぐことだったりするわけで、決して彼女より仕事ができる人間になることではなかったはずだ。

人間なんて得意不得意があるし、完璧な人間なんて一人もいない。

人と比較するクセを一度覚えてしまうと、もうその後の人生ずっと辛い。

ちょっと自分より秀でた人を見れば劣った気持ちになる。

SNSで自分よりいい生活をしているところを目にするとストレスになる。

常に自分より劣ってるところがある人を探して安心したくなってしまう。

挙げ句の果てには、「自分には価値がない」「ダメな人間だ」と自信を失ったまま生きることになってしまう。

そんな人生はちょっと悲しすぎるんじゃないか?

だったらもうダメな自分を受け入れればいいじゃないか。

そんなダメな自分でも受け入れ、認めてくれる人だけと付き合えばいいじゃないか。

この時から10年くらい経って感じることは、どれだけ人脈が広がったところで本当に一生付き合っていきたいと思える友達なんて10人いるかいないかくらいしか残らない。

でもそのたった10人くらいの人たちは、僕が同い年の女の子より仕事ができなかろうが、何百万の借金を抱えようが、ニートをやってようが、バイトを飛ぼうが、ダサい人間だろうが、どれだけダメな自分でも受け入れてくれる大事な人たちだ。

そんなありがたい人たちを僕は大事にしていきたいし、そんな人たちこそが僕が人生の時間を共有するべき一生モノの資産だと思っている。

「仕事ができない」

「ダメな人間だ」

と、誰かと比較して苦しんでいるのであれば、あなたよりももっとダサい人間がいたことを思い出して欲しい。

そして、どれだけ人より劣ってるとか、ダメな人間だと思ったとしても、そんな自分も受け入れて、人と比較することを辞めて、ダメな自分を受け入れてくれる人を大事にして欲しいと思う。

こんな僕に残された唯一の幸せに生きる道

ちなみに、僕みたいに仕事ができない人間は、そもそも会社に雇われること自体が向いてない可能性がある。

だからといって起業しよう、投資しようとかっていう話ではなく、もっと今からお金をかけずにできることで会社に雇われなくても生きていける道もあるんだということを知って欲しい。

それは情報発信をすることだ。

YouTubeでもツイッターでもインスタでもTik Tokでもなんでもいい。

情報の受け手ではなく、情報の発信者になるのだ。

なぜか?

今やどんな個人でも1億3千万人に情報という価値を届けることができる。

価値を提供すればその対価としてお金をもらえるというのが今の資本主義社会のシステムである。

こんなに簡単に価値の提供を圧倒的多数にすることができる時代は今までの人類史でただの一度もない。

しかもその価値の提供を記事や動画で行えば全て自動化できてしまう。

そうすればあなたは会社に勤めている時のように時間を使うこともなく、それでいて毎月安定継続した収入を得ることもできる。

この働かなくても入ってくる収入が月30万あったらどうだろうか?

もう今の発展した日本では超ブルジョワの生活が手に入ってしまう。

はっきり言って、忙しく仕事に追われた成功者や大富豪なんかよりも遥かな豊かな生活が手に入る。

現に全く仕事ができずに一生懸命頑張ることから逃げて生きてきた僕も、今はそんな収入のみで暮らしていて、やらなければいけないことが1つもない、もはやニート同然の生活を送っている。

頑張り続けたり、先の予定が仕事で埋まっていると苦しくてしょうがなくなってしまうタチなので、頑張りたい時と思ったときだけ頑張って、あとは気分次第というなんともわがままで贅沢な暮らしだ。

もちろん、会社に雇われることで生まれる様々な義務や制約は何も存在しない。

毎日朝早起きして出勤する義務なんてないし、ストレスばかり与えてくる嫌な上司と毎日顔を合わせることもないし、給料の上限が決まっているわけでもないし、住む場所も自由に選ぶことができる。

何より、僕が一番欲しかった他人と比較して自分には価値がない、ダメな人間だと思うことのない、お金のことも何も考えなくてもいい状況が手に入ったのだ。

価値観によってはそんな生活じゃなくて、「会社に雇われてる方がいい」という人もいると思う。

でも僕と同じような悩みを抱えていたり、今回の記事でちょっとでも共感できるポイントがあった人にとっては、もうとんでもなく生きやすくなる道なんじゃないかと思う。

 

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