先日、TSUTAYAに行って生まれて初めて『闇金ウシジマくん』という漫画を借りて読んでみました。
読んだことがある方はわかると思いますが、中々リアルですね。
僕も3年前は借金地獄の真っ只中で、友人、消費者金融、闇金的なところから散々お金を借りている状態だったので、読んでいて気分が悪くなりました。(笑)
特にウシジマくんからお金を借りている負債者。
借金の利息を返さなければいけないのに、ギャンブルや私情にお金を使い込んでしまい、結局その月に返済が出来くなって、さらに借り入れを行い借金の額を増やしていく様子はまさに過去の自分を見ているかのようでした。
(20代半ばにもなってイライラして親に暴言吐いていた哀れな様子など)
借金とはまるで一度ハマったら抜け出せずに死を待つだけになってしまうアリ地獄です。
借金の額が増えれば当然利息の額も増えていくので、利息の返済といったって元本はほとんど減りません。
つまり、チビチビと利息だけを返済し続けても借金というのはなくならないのです。
正社員やアルバイトとして働いて月20万から30万の稼ぎがあったら大丈夫なんじゃないかと思われるかもしれませんが、結局生活費や税金で半分以上は消えるので、利息の返済くらいしか出来ないため、一度借金地獄にハマったら簡単にそこから抜け出すことはできないということです。
こうなってしまうと常に頭の片隅に借金の額と返済のことがあって、徐々に精神が削られていく「お金の奴隷状態」確定です。
それまで普通に遊んでいた周りの友達とも生活レベルや価値観が合わなくなってきます。
コンビニやスーパーの数百円単位の買い物ですら値段を気にして安い方を選択するようになってきます。
ひがむことしかできなくなってしまうのでSNSを見ることができなくなってしまいます。
どんどん精神的にも追い込まれていくので、親に八つ当たりしたり、親のせいにすることで自分を肯定しようとしてしまいます。
バイトをして給料日がきても半分以上は返済で消えるので、なんのために頑張って働いてるのかもわからなくなって、働くモチベーションもどんどん落ちていき、そんな日々を過ごす中である時気付くんです。
借金なんてしなければよかったと。
でも、どんなに願っても借金の額が減ることはありませんでした。
借金は素晴らしいものだ
僕の場合は2度目の事業に失敗した時に少しだけ借金を抱えたんですが、毎日いい歳にもなってバイトしていることが恥ずかしいから認められたい、周りのみんなよりも裕福な生活をして優越感に浸りたい、という思いから当時流行っていた仮想通貨に目をつけて、
「これなら一発逆転できるかもしれない!」
と思い、返済そっちのけで仮想通貨を買い漁りました。
わずかなバイトだけでは増えても大した額にはならないと思い、友達や消費者金融からも数百万単位のお金を借りて投資しました。
でも、全て失って残ったのは317万円という、フリーターの僕には途方も無い額の借金だけでした。
ただ、これだけの借金を抱えた経験をした上で僕が借金に対して思うのは、借金それ自体はそれほど悪いものではないということです。
今あなたがスマホでこの記事を読んだり、電気が使えたり、水が使えたり、住むところがあったり、車に乗って遠くへ出掛けたり、テレビや映画を見て楽しんだり、外でプロが作った美味しい料理を食べることができているのはなぜでしょうか?
それは、「会社」というものがあるからです。
会社が国や銀行から借金をして、生産活動を効率化するための設備や、価値を生産し続けてくれる人材を集め、教育し、それによって商品やサービスを提供してくれているからこそ、僕らは豊かな生活を送ることができています。
つまり、あらゆる生産活動を行うための設備投資や人件費を確保するために最初に必要になってくるのが「借金」です。
借金という概念がなければ、生産活動が活発に行われなくなり、市場も形成されないために、こんなに豊かな生活は送ることが不可能なのです。
借金って本当は素晴らしいものなんです。
借金自体は悪いものでもなんでも無いのです。
豊かになり続ける人と借金地獄に陥る人の決定的な差
じゃあ、商品やサービスを提供して利益を生み出すことでどんどん豊かになっていく会社と、以前の僕や闇金ウシジマくんに出てくる負債者達は、同じ借金をしているのにも関わらず何が明暗を分けたのかということが問題です。
両者には、借金を投資に回すのか、それとも浪費に回すのかという決定的な差があります。
投資をすればお金や人材、ファンなどの資産が増えいきどんどん豊かになっていくのに対し、浪費をすればいっ時の快楽は得られますが、残るものは何もありません。
以前の僕や負債者達は仮想通貨やギャンブル、風俗、娯楽などの投機や浪費にばかりお金を使い、「資産を築く」という視点が圧倒的に欠けていたのです。
そりゃあ、資産になるものにお金を使い続ける人と、その場限りの快楽にお金を使い続ける人とでは、1年後、2年後には差が生まれていることは明白です。
10年、20年単位で見たらもう巻き返しが出来ないほどの大きな差が生まれていますね。
会社も大きくなれば大きな組織になりますが、大抵が最初に立ち上げた時は一人の一個人です。
浪費ばかりをして借金を抱えた僕や負債者達も一個人で、実は同じなんです。
じゃあ何が原因で僕や負債者達が目先の欲に塗れて浪費にばかり勤しんでいたのかというと、それは情報を知らなかったからです。
例えば、
「浪費ばかりしたらいつまで経っても豊かになれない」
「自分が欲しいものは先に自分から与えればいい」
「世の中は価値と価値の交換である」
というような、根性論やお金の稼ぎ方やなんかのテク論なんかじゃなくて、きちんと原理原則や本質に基づいた人生を豊かにするための情報です。
そりゃこんなことを学校でなんて教えてくれませんし、親だって教えてくれないから知ってるわけがないんですね。
仮に知っていたとしても、何が資産になるのか?という思考にまで至る人は少ないですし、その情報を元にチャレンジをする人はもっと少ないです。
でも、逆を言えば情報を自ら取りに行って勉強し、お金の使い道を変えていけば、誰もが豊かになることができるのです。
今現段階で多額の借金があったとしても、自己破産という手段もありますし、僕のようにインターネットでの仕組みづくりにお金を投資して資産を積み上げ、借金を返していく方法もあります。
だから大丈夫です。
借金はそんなに恐れるものでもないですし、たかだか数十万、数百万の借金で人生を諦める必要なんてありません。
1年もあれば劇的に人生は変わります。
100年近い人生のうちのたった1年です。
これまではお金のことが頭から離れず、自分に自信を持てなくなったり、他人と比較して辛くなったり、世界がくすんで見えたりしてきたかも知れませんが、それはあくまでこれまでの話であってこれからの未来とは何も関係がありません。
ちゃんと学んで経験値を積んでいけば、豊かな生活を送ることのハードルはこんなに低かったのかと気付かされます。
お金のことを考えなくても良くなる人生を手に入れたい方は、自ら情報を浴びまくりましょう。
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